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コンサルの仕事|現役コンサルが「独立」の実情をお話します

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コンサルの仕事|現役コンサルが「独立」の実情をお話します

コンサルティングの会社で仕事をしたい!独立してコンサルになりたい!けど、実際、どんな仕事でどんな働き方をしているのかが全くイメージがわかないと悩んでいませんか?

筆者のコンサルティングに関わった領域としては、「コンサルを発注する側」「コンサルファームの内部業務」「独立して直契約で受託する側」と言うように業態をまたいでの業務経験があります。

また、コンサルやシンクタンクの方とお仕事をする機会も当然多くありました。

現在は独立起業して独自に企業のコンサルティング案件を受託するのと同時に、いわゆるガチコンサル会社の孫請け業務を一部請負いすると言う事も実施しているからです。

この記事ではクライアントである「企業側のニーズ」と、それを受ける「受託側であるコンサル会社」に求められる「仕事や成果」をお伝えしようと思います。

この記事を読破すると、コンサルに対する曖昧な妄想で、進路を迷う事がなくなるでしょう!

 

コンサルティングの領域整理

誤解を恐れずにぶっちゃけますが、筆者はコンサルになりたくてコンサルになった訳ではありません。

特定のプロジェクトや業務支援をしていくうちに、周囲に「コンサル」に仕立てられ、今ではコンサル業が大半を占める生活になってしまいました。

いくつか案件が回ったのちに、今後の領域を整理していくために改めてコンサルの種類を調べた事がありました。そこで調べた結果、、、(思い出し中)

外資系戦略コンサル

グローバル天才集団。前職にも出身者がいましたが「何がわからないかが分からない」と言ってしまう系の人たちが多い。

総合系コンサル

企業の中期計画や戦略支援を中心とした集団。クライアントの知らない有力な独自データを作る事が多く、とにかく調べる&調査する。好きな場所は「国立図書館」。

IT系コンサル

本業がシステムやIT関連の企業の会社内シンクタンクが「コンサル」として外注を受け始めたイメージ。基幹システムの入れ替えなどの時に活躍。

シンクタンク系

銀行や証券会社のシンクタンクや産業調査部が大元になっていて、民間だけでなく行政系の案件なども獲得しているイメージ。

バックオフィス系(人事組織や財務など)

企業の成長フェーズに合わせた制度や組織設計、M&Aや企業再生系の案件での財務調査など。

日系業務支援系コンサル

俺たち、日本企業の文化やサプライチェーン知ってるぜ?系の業務支援や効率改善支援など、モノづくり系領域。

その他特化型(WEBや医療、監査など)

健康やヘルスケア、バイオ技術、ブロックチェーンなど特定の専門プロ集団から、SNS運営知ってます系の小規模領域まで様々。

正直、こんなに種類があるとは(笑)

 

コンサルファームに転職を考えている人へ

もし、コンサルファームに転職を考えている方は、自分の出自に近い領域で転職先を探すと良いと思います。

おすすめは総合系や戦略系のコンサルファームに「生きたノウハウ」として専門性や特化型での入り込みをすると、自分の経験やノウハウが生きやすく入り込みやすいと思います。

ただし、総合系も戦略系も知識や鉄板ノウハウなどは知り尽くしている「プロ集団」です。

持ち合わせていないのは「実経験」だけですので、共通言語や原理原則的なキーワードが合致できるようになっていないとコラボレーションが厳しくなってきますのでご注意を。

プロ集団なので「人を陥れる」などは稀だとは思いますが、個が独立性と独自的な強みを武器に毎日ガチバトルをしている環境です。

基本は、知識やノウハウ、成功体験などでの「マウントの取り合い」や駆け引きが往々にしてありますので、競う事が嫌いな人は不向きかもしれません。

また、最高クラスの報酬は見込めないですが、人前でのプレゼンやファシリテーションが苦手な方は、シンクタンク系や戦略系のデータアナリストなどのサポート部門でも十分に活躍できると思います。

紙ベースやアンケート含めたあらゆるデータベースを「電子化」して多角的に分析して行きますので、簡単なプログラムやアクセスなどでの自動化などがあると有用だと思います。

 

起業して独立コンサルってどうなの?

筆者の周囲にも独立コンサルのような人も多いですが、どちらかと言うと「業務支援」が業務領域としては多くなっていると思います。

元々は特定の業務領域のコンサル(もしくは知見がある人)と言う事で、クライアントに入り込み、結果的には「やれる人がいない」ので、そのまま通常業務を受託するパターンです。

これは収入源や営業パイプが少ない時期は良いのですが、スタッフに馴染んでオフィスに溶け込んでいる姿を見ると普通のサラリーマン、もしくは派遣社員とあまり変わらなくなります。

拘束時間が長く自分で時間調整が難しいの、でなかなか営業開拓もしづらくなります。その上、報酬単価が高いと「バイトでよくね?」と言うことになりますので注意が必要です。

 

ちなみに筆者の業務領域は、、、

  • ガチファームからの孫請け
  • DX関連(いわゆるデジタルシフトや効率化)
  • 新規事業開発系
  • 異業種の知識やノウハウが必要な戦略支援

などが、主な守備範囲になります。

共通しているのは、基本的にはDX領域を軸足にした「ディレクター」や「プロジェクトマネジャー」のような立ち位置で、経営層に対する直接的な支援や提案をする事を第一ステップにしてます。

その後にマネジャークラスへの「コーチング」や「ファシリテート」へ業務をスライドさせ、定期的な経営層へのフィードバックやレポーティングを行う事で契約を長期化できている状況です(本当にありがたいです)。

ガチファームからの孫請け案件は完全に業界特化で「小売・アパレル」業界に絞ったテーマで、ほとんどがサプライチェーンの調査や、業界変革のテーマでのブレインストーミングで有識者として参加する事が多いです。

注意点

時々、クライアントの経営トップが、我が社も何かやらなきゃ→役員へ丸投げ→部下へ丸投げ→その人が担当窓口として依頼、、、と言う事がありますが、経営者自身が発注者ではないケースは殆どの場合が誰も幸せになれないので「一度は経験しておこう」以外の場合はおすすめしません。

基本的にコンサルはかなりの濃度(それこそ経営層レベルが)で企業が「困った時」にニーズが発生します。なぜならかなり報酬単価が高額なので、派遣社員のようなノリで恒常的にお取引するケースは非常に稀だからです。

その高額報酬を支払ってでも外部に支援を依頼したい状況下で、自分(もしくは周囲の経営層)が旗を振らないのであれば、本気度や緊急度、ニーズが「まだ熟していない」と判断できます。

他には「調査系」の下請けもよっぽどデータスキルがない限りはやめておいた方が良いと感じています。

最近はコンサルファームも「テック」を取り入れたりジャンルとして強化しているとは思いますが、IT系のエンジニアやディレクターが聞くと「信じられないレベル」で超ローテク作業をしています。

企画や提案書の「納品」がゴールになる事も多い業務領域のため、戦略の提案や企画の元になる「ファクトデータ」をどれだけ独自に準備できるか?を重視している背景があるからです。

それは既に世の中にあるデータを流用する事もありますが「出典:●●社のデータ参照」よりも自社の独自調査の方がデータの価値を売り出しやすいのだと思います。

もちろん、その中で「常識を覆す大発見」が出る事もあると思います。

ただし角度や見方を変えたら違う結果になると言うケースも多く、クライアントの立場で提案を受けた事もありますが「知ってしまったらそれで終わり」で「なんとなくそう感じてた」事にちょっとした裏付けができたレベルでしかありません。

数人がかりで合計数ヶ月調査しました(ドヤァ)!とアピールしてくるのですが、そのファクトデータが業績改善に及ぼす影響が「コンマ数%」だったりするので、気持ちが「スン....」と閉じてしまうケースも多々あります。

「それだったらその精度の調査いらないので委託費ディスカウントしてよ」と言う心の声は全く汲み取ってくれないのです。

このように莫大なボリュームで「プロセス」を経過して作業をしても「知ってしまえば」プロセス自体に価値はなくなります。

独立コンサルは作業に時間を費やしている事が一番ダメだと感じているので、その時間で新しい専門スキルや知識をインプットする方が後々の仕事に有益になります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

筆者は、現時点では非常に恵まれたご縁とスキルマッチによってお仕事が成り立っていますが、それでも5年先はまだわからない状況です。

少なくとも現在の仕事やクライアント様からの受託が継続しているとは到底考えられないです。

筆者は志同じくする仲間たちと、新しい事業の開発やサービス開発をする傍らで、自分の貢献できる事でクライアント様へ「コンサル」と言う形式で支援を行っています。

その経験を踏まえてアドバイスをさせて頂くと、何か自分自身でやりたい事があるのであれば、その副産物や過程として「独立コンサル」を目指すのもありですが、専業で独立コンサルのみをするのは非常に難しいと感じています。

以前の投稿でもお伝えしましたが、基本的にコンサル会社は大小関わらず「委託業務」です。

独立後の自分の人生の成否を、全てクライアントありきで考えるのはちょっと危険というか「見込みが甘い」と思いますので、自分の生活力や稼ぐ力を身につけてチャレンジして頂きたいと思います。

また、自己啓発を行い行動量をあげる事も重要な要素になりますので、筆者が某一部上場企業に在籍していた際に、社内トレーニングの一環で外部の教育担当になっていた方の著書をご紹介します。

ぜひ、こちらも合わせて読んでみてください

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