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コンサルの基礎知識|SCMの理解者が現場で選ばれる理由

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コンサルの基礎知識|SCMの理解者が現場で選ばれる理由

業務改善や効率化を調べていくとSCM(サプライチェーンマネジメント)と言うキーワードにたどり着くと思います。 何やら難しそうだなぁと調べて見ると、何のことはない「業務フロー」。

確かに川上から川下まで、知らなかった事はあるけど、結局、この業務フローのパターンを理解する事に何の意味があるんだとう?と感じた事はありませんか?

前回の投稿でもお伝えしましたが、コンサルティングには明確に「必要」とされる資格はありませんが、最低限、備えておくべき「スキル」はあります。

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今回の投稿では、SCM(サプライチェーンマネジメント)の知識を、どのようにコンサルの仕事に生かしていくのか?をご説明します。

この記事を読む事で、サプライチェーンと「成果」についての理解が深まり、コンサルティングの理解を深めるだけでなく、現業のお仕事においての良い影響力を出していく事に役立つと思います。

 

リービッヒの最小律

突然ですが「リービッヒの最小律」と言う理論はご存知でしょうか?
これは、もともとは植物の生態に関わる研究の理論で、19世紀のドイツ有機化学者リービッヒ(Justus Freiherr von Liebig)氏が初めて唱えたとされています。

何のこっちゃ?と感じた方もいると思いますので、20 世紀初頭にドイツのドベネック(Dobeneck)氏がリービッヒ最小律を直感的にわかりやすく説明するために描いた「絵」がありますのでご紹介します。日本ではこちらはドベネックの桶としてとして広く知られる事となりました。

「ドベネックの桶」
  要約すると、植物の成長に不可欠な複数の「栄養素」のうち、一番、少なく摂取した栄養素に植物の成長は影響し、多く摂取した栄養素が影響されない、と言う理論です。 出典:啓林館HPより https://shinko-bunken.shinko-keirin.co.jp/

これは植物化学の分野でのお話ですが、日本をはじめとする世界中で「ビジネスでの例え」として引用される事の方が多く、植物化学ではなく経済のお話と勘違いしてしまう方もいるとか。

 

SCMコンサルタントとドベネックの桶の関係

お話を本題に戻します。 ドベネックの桶がなぜ、ビジネスで引用されるかと言うと、ここで紹介されている「植物に必要な栄養素」を企業の「サプライチェーン」に置き換えて説明する事が多くあります。

簡単に言うと、問題を棚上げせずに根本解決しないと、いくら金と人と時間を突っ込んでも結果(水位)は上がりませんよ!と言う事です。

サプライチェーンの中で、例えば製造や企画だけを頑張っても、販売や物流に問題を抱えたままだと、せっかくの「頑張り」が発揮されずに、業績としては変わって行きません。必ず「桶の低い箇所」で経営資源が流れ落ちてしまって、最大のパフォーマンスが発揮されないからです。

コンサルのお仕事に例えると?

正直、筆者があまり意識した事はありませんが、現在、コンサルティングの業種?種類は多岐にわたって分類されています。

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専門型、特化型など様々ありますが、コンサルティングの根本的な付加価値は「会社の課題解決を行い成長を促す」事です。

ここで言う「会社の課題」とは、ざっくりと「売上が悪い」とか「経費比率が高い」と言う事ではなく、サプライチェーン/バリューチェーンのどこのプロセスに課題があるのか?を分析して解決案を提示して、クライアントと二人三脚で共に改善行動をしていく事になります。

また、サプライチェーンの課題解決をしつつも、その企業の「コアコンピタンス=バリュー」はどこかを再度、定義・セットして、サプライチェーンの重点強化を行う事で、サービスやプロダクトの強みを明確にしていく事も重要になります。

そのため、コンサルティングのお仕事を行うにあたって、その企業や業態のサプライチェーンの理解やパターンを把握しておく事は基本中の基本とも言えます。

また、Googleで検索して出てくるような「フローチャート」のような「図」だけではなく、P/LやB/Sなどの数値面や、できれば現場で実際のプロダクトやサービスにユーザーとして実際に触れてみる事で、どこのチェーンに強みや重きをおいているのか?などを推察したり、人づてでも聞いてみる事も非常に重要な取り組みになります。

補足ですが「百聞は一見に如かず」「聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥」とも言いますが、とにかく知らない事は調べたり聞きましょう。
なぜならサプライチェーンはその企業の「市場における存在理由そのもの」とも言える、最も知りたいくて「最も知り得ない」根幹的なノウハウやシステムだからです。

ですので、ちょっと調べて安易に「やっぱ●●業界ってこう言う感じですよね〜」とか言ってしまうと、その企業のサプライチェーンやバリューを長年かけて構築してきた「オーナー社長」にとっては、「あ、コイツ口先だけだな、、」と思われてしまいます。

そのため「僕は御社のバリューや強みはここにあると思うのですが、社長のお考えではいかがですか?もしくは秘訣を教えてください!」など、素直に聞いた方が良いきっかけを掴める事が多いです。

 

近年のサプライチェーンコンサルの傾向

近年では、AI、IoT、ブロックチェーン、ロボット、ドローン、5G、ビッグデータなど、第4次産業革命と言われている次世代型の技術の発達により、様々な領域からサプライチェーンの改善をしていく動きが出始めています。

元々、このような最新技術も何かの課題を解決したり、より良い状態にしていくための技術になりますが、企業に置き換えると単なる「システム」ではなく、サプライチェーンを根本解決していくための技術になりえると言う事です。 事例として、以前投稿したアパレル小売のサプライチェーンに「↓」でエンジニアリングチェーンをぶっ刺して図にしてみました。(場所は適当です)

サプライチェーンは「ノウハウ」だったり「設備やインフラ」だったり、「人そのものの能力」などに起因する事が多いのですが、横軸のサプライチェーンばかりに集中しすぎていると、エンジニアリングチェーンの情報収集が疎かになり、クライアントへのコンペなどで競合企業などに出し抜かれてしまう可能性もあるので、常に最新の「テック」にはアンテナを張っておきましょう。

また、ITエンジニアやデータサイエンティスト、マーケティングなどの専門職が不足しており、今後、その傾向がより一層強くなるとされており、ジョブ型雇用の推進と共に、企業ではなく「個人」として優れた専門性を持った人材の獲得競争になっていく事が予想されています。
出典:経済産業省「IT 人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

そのため、IT関連やデータサイエンティストなどの「繋がり」は、コンサルをしていく上で、知識的にも人材のパイプ的にも必要になってきますので、是非とも今からでも関係性構築に勤しんで下さい。

エンジニアリングチェーンの事例

一番、事例でわかりやすいのが「ドローン」かもしれません。

小売やEC通販サービスなどの流通小売業界においては、「物流」のサプライチェーンでECの成長と人材不足、物流配送の人材不足や渋滞などによる配送遅延などの課題が絶賛勃発中です。

通販モールのグローバルプレイヤー「Amazon」はドローンに関する出資や研究開発が盛んな事は知られていると思いますが、ロボットや5G、バッテリーなどの他のテック分野の成長と共に「ドローン」による配送スキームを構築して現在の物流サプライチェーンの根本解決をして行こうとしています。

その経過段階として、現在は個人事業や一般人による「個配ドライバー」のサービス構築により地域の集配所から個人宅への個配の労働力をカバーしていく動きがありますが、これもエンジニアリングチェーンの確立によって「人的労働力」によるバリューが淘汰されていく可能性が高いとも言えます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際、企業に勤めているうちに「サプライチェーン」について、深く知ったり理解する機会は非常に少ないと感じます。

筆者は、経営企画や中期経営計画作成、新規事業開発や海外進出、果てには上場準備などを社長直下として業務を通してサプライチェーンに触れる機会が多かったため、その経験が生きていると感じます。

様々なスタイルや切り口はあって良いと思いますが、筆者はコンサルティングの基礎は「サプライチェーンの分析」にありと考えています。

それによって安定した案件獲得や、大手コンサルファームから「有識者」としての見解を述べる仕事も頂けている実績があるので、「サプライチェーンを制す」事は読者の皆様にとって必ず高い付加価値と新しい機会を得るきっかけとなる事を確信していますので、是非とも「学び」を始めてみてください。

 

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