どのように判断して良いのかわからないので、ペルソナについて教えてください!
こんな悩みをお持ちの方へお答えします。
☑️本投稿の内容
- ペルソナとは?本来の目的を整理しよう
- ブログにおけるペルソナの役割
- 【盲信注意】ブログでペルソナは必要?設定方法や使い方を解説します|まとめ
☑️本記事の信憑性
- この記事を書いている筆者は、3年前にサラリーマンから独立して、常に5社くらいの「複業」をしている、副業ならぬ全てが本業の「複業家」です。
- 複業の合間に本ブログ「ミライ創造.com」を運営する経営者ブロガーです。
- 本業の戦略コンサルとしての筆者の経験を生かし、経験者のノウハウ要素だけを抽出して、わかりやすくまとめて説明します。
☑️筆者が参考にしている神ブログ
manablog(坂内 学さん)|副業コンパス(クニトミ リュウヤさん)|Tsuzuki Blog(Tsuzukiさん)|SEOの森(おおきさん)
※マナブさんのYoutube動画もおすすめです(https://www.youtube.com/c/manabuch)
ブログ運営関連の情報を見ていると、ペルソナの要不要論はよく見かけますよね。
なぜならペルソナはキーワード選定に必要な「読者の想定」に必要と言われているからです。
この記事を読んでいると言う事は、ペルソナについての疑問や不明点があって、情報を調べているうちに辿り着いたのだと思います。
そのため筆者も「読者=あなた」と言うペルソナ設定をして記事を書いています。
しかしながらブログにおけるペルソナとは、どのくらいの範囲で設定をすべきなのでしょうか?
本投稿では人によって主張がバラバラな「ペルソナ設定」についてマーケティングの視点で解説します。
ブログも立派な事業/ビジネスですので、少しだけビジネス的な視点でペルソナを考えると、どのように設定すべきか?が腑に落ちますよ!
ペルソナとは?本来の目的を整理しよう
ペルソナにはいくつかの意味合いや定義があります。
ブログ界隈で言われている「ペルソナ」とは、ユーザーの属性を分けるためのマーケティング理論のことを指しています。
ペルソナ(persona)とは、ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーを表すために作成された架空のキャラクターのことである[1]。種類に応じて、ユーザーペルソナ、カスタマーペルソナ、バイヤーペルソナとも呼ばれる。マーケティング担当者は、ペルソナを、特定のセグメントを代表するように定性的ペルソナを構築するマーケットセグメンテーションと共に使用することがある。
Wikipedia:ペルソナ (ユーザーエクスペリエンス) より
ペルソナ設定とは?わかりやすく説明します
ペルソナとは上述の引用で定義した通り、架空のキャラクター設定を行うことです。
例えば性別や年齢、職業や家族構成、生まれや住んでいる場所、趣味や友人関係、行動の仕方などです。
ペルソナ設定は本来1〜2ページにもわたる「プロファイル」を作成して設定されます。
なんなら人物像まで想像して絵にする場合もあるくらいです。
ペルソナ設定をするメリット
ペルソナ設定された架空のキャラクターは以下のことを定義づけされます。
- 共通する行動
- 共通する思考や考え方
- 普段感じている幸福感やストレス
- 潜在的な反対意見
企業において新製品やサービスを開発する際、全ての人に当てはまるものを企画する事はできません。
なぜなら金銭的な理由で買えない人や、そもそも性別や思想で分かれてしまう事もあるからです。
そのため何かターゲットとなる客層の「前提条件」を定めておかないと、すべての意見が正しく・全てがあり得る事になってしまいます。
メモ
人物像を設定して、この人ならこう考える・この人ならこう言う行動をしないなど、前提条件や仮説を立てることで、全員に対して根拠や納得感がある判断をすることが可能になります。
意外と盲点になる「ペルソナ設定」の弱点
開発会議やマーケティング会議では「カスタマージャーニー」についての議論を行います。
カスタマージャーニーとは架空の人物(ペルソナ)が、想定される商品やサービスを手にするまでの工程を旅(ジャーニー)に例えて動きかたや思考を議論します。
それこそ数時間にもおよぶ議論ですね(笑)。
そのうち白熱して議論がヒートアップする事もあるのですが、ときどき会議メンバーの発言で場が凍りつく一言がこちら。
『そんなひと、ほんとにいますかねぇ?』
と叫びたくなります(笑)。
せっかく設定した前提条件を否定するのは良くないですが、やはり「架空のキャラクター」のお話です。
ペルソナには「科学的根拠」や「行動の確実な再現性」は約束されていないのです。
そのためペルソナをあまり盲信的に「信じ込みすぎる」のも考えものです。
メモ
アイドルは「●●しない」と、怖いくらいに信じ込むのと同じですよ!といえば少しは冷静になれるかもしれませんね。
ブログにおけるペルソナの役割
ブログにおけるペルソナ設定は、本来は記事ごとに設定すべきではありません。
なぜなら商品やサービスの企画と同じで、本来はブログ開設当初に考えておくべき事だからです。
しかしながらやり直しがしやすいインターネットの世界では、何回やり直しても良いのでペルソナにあった「ブログコンセプト」を考えていきましょう。
ブログにおけるペルソナの事例
例で言うとサラリーマン向け、主婦向け、学生・就活生向け、定年退職した人向けなど、性別や年齢をイメージできるテーマであれば十分です。
学生・就活生向けに「ゲートボールを楽しむためのブログ」を書いても、なかなか年齢的な行動パターンと記事の内容や提案がマッチしないですよね。
よく陥りがちなのが「主婦だけど2人目の子供が生まれて、旦那も会社の昇格が見えてきて、家庭的な不安と将来への期待が渦巻いている層」など、細かすぎる設定をすることです。
メモ
まずは性・年齢などの大きな分類で考えて、どのような事が興味持たれるか?を考えましょう。ブログにおけるペルソナ設定は、ブログのテーマと同様になるとベストです。
記事作成の時にペルソナを使うのか?
ブログ運営において記事ごとに細やかなペルソナ設定は不要です。
しかしながら記事を作成するにあたって、以下の事をイメージする事は重要です。
ブログの記事設計をする時に必要な要素
- 読者の今の立ち位置
- 読者の言語化できそうな悩み
- 読者の心中にある潜在的なニーズ
ブログで収益を発生させるためには、自分の書きたい事では無く「読者の悩み」に対する回答を、記事として提案することが必要です。
なぜなら読者ニーズのない記事は、検索もされませんしSNSで発信しても興味を持って読んでもらうことができないからです。
そのためブログコンセプトで設定している読者(ペルソナ)が、どのような事で悩み・どのようなニーズがありそうか?を考えて記事構成を考える必要があります。
会社員でサーフィンが趣味の人と会社員でキャンプが趣味の人で、全く共通項の悩みやニーズがあるかもしれないしないかもしれない。。
細かすぎるペルソナ設定をしても意味がない、と言う感覚は掴めたのではないでしょうか?
企業広告のようにペルソナ設定して、広告配信するターゲットを絞り込む必要はありません。
読者の検索意図を想定してキーワード選定をしたり、記事構成を考えていきましょう。
ブログのペルソナ設定におけるポイント
ここでひとつ重要なアドバイスです。
冒頭で紹介しているプロブロガーのマナブさんも、ブログ記事は「たった一人の人に向けて手紙を書く」イメージで記事構成を考えていると説明してました。
共感とは多くの人に向けた「声明」ではありません。
一人に向けた「メッセージ」に対して、多くの人が同じような受け止め方をして、それが共感となって広がるのです。
そのためブログ記事は大衆ウケしそうな内容や文章では、結局は誰からも支持をもらえません。
メッセージを届けるべき「誰か」を想定して記事を書いてみましょう。
想定する「誰か」の事例
- 過去の自分:一番わかりやすくオススメです
- 今でも良く話す同僚や友人:行動や考え方がイメージしやすい他人です
- 学生の時の友人:多少、美化や誇張された記憶の中の人物です
初心者で読者設定が難しいと感じたら、このような人たちを想定して記事を書いてみましょう。
会話するようなイメージで、専門的な用語は使わず、でも相手にわかって貰いたいという熱意を込めて記事を書きます。
どういう事を言えば会話が盛り上がるか?どういう事を教えたら喜んでもらえるか?言われて嫌な事は?などがイメージできるので、文章がさらに書きやすくなりますよ。
【盲信注意】ブログでペルソナは必要?設定方法や使い方を解説します|まとめ
今回はブログ運営におけるペルソナ設定のあり方を説明しました。
ブログには細やかなペルソナ設定は不要ながらも、読者の悩みの想定は必要であると覚えておきましょう。
ブログはトライ&エラーの繰り返しです。
ブログ記事を公開した後はアクセス分析をして、自分の想定した読者想定や提案が良かったのか?を「答え合わせ」をしましょう。
ペルソナ設定の良し悪しを判断するのは「ブログの読了」、すなわちセッションの継続時間が一番分かりやすい指標です。
ペルソナと記事の内容にズレがあると記事の閲覧時間が短くなり、離脱が多くなるので内容を見直してリライトしていきましょう。
リライトの優先順位や勝てそうな記事の見極めなど、「記事の評価」をするためにはSEO検索順位チェックツールの「Rank Tracker」が便利です。
Rank Trackerは無料の体験版もあるので、興味ある方は下記の記事を読んでみてくださいね。
より多くの人から「支持される」ブログを目指して頑張りましょう!