結果の見かた
殆どのシステムは、動きが発生するとメールやプッシュ通知で連絡が来ます。
この時に言葉の意味を知らないと、買ったのか?売れたのか?勝ったのか?負けたのか?、そもそもまだ決まっていないのか?がわからないと思います。
この投稿では筆者が実際に使っている「トライオートFX」を事例にして、確定している利益や含み損など、自分の取引結果の「みかた」を説明します。
取引結果の確認
利用するFX会社によって名称が異なりますが、まず注文には2種類あります。
それは「新規注文」と「決済注文」です。
両方ともその名の通りですが、新規注文はそのポジションを「買い注文」であっても「売り注文」であっても、注文取引が成立した事を意味します。
トライオートFXでは、アプリからプッシュが届きますがメールでの通知も可能なので、新規の注文が約定した際は、このような案内が届きますので確認してみましょう。
余談ですが、もう少しで売れそうなポジションを持っていて、この通知が届くと「売れた!!」と思いますが、実は追加の注文決済だったりするのでぬか喜びになります(笑)。
逆に決済注文はこんな通知です。
こちらは正真正銘の「決まった」決済になります。アプリだと文字数の関係上で記載されませんがメール通知だと「利益額」も同時に見る事ができるので非常にわかりやすいかと思います。
もちろん「逆指値」でロスカット決済された通知も含みますので、資金余力が少ない際はちょっと画面を開くのがドキドキします。
また以前投稿した「おすすめのシステムトレード4社」でも記載しましたが、スキャルピングやデイトレに近くなればなるほど、一日あたりに届く通知の数が増えます。
本業をしている方は、仕事の時間は通知をオフにした方が良いかもしれません。
取引結果と収益のみかた
通知が届いたら、次は時間のある時に自分の取引結果における収益を確認しましょう。
こちらもトライオートFXを事例に出しますが、いくつかポイントを説明します。
実はアプリを縦型表示していると見えないのですが、横表示すると詳細項目が確認できます。
では、上から説明すると、、、、
証拠金預託額
自分が実際にFX会社の口座に入金している投資金額になります。
有効証拠金額
現在の「評価損益」を差し引いて、あといくらFXに使えるか?になり、隣の%表記は今持っているポジションに対しての資金余力になります。
評価損益
現在の「含み損」「含み益」の合算になります。
基本的に「含み益」は一定のラインで「ロスカット注文」による約定をしているので、長期売買で無い限りは「含み益」を持ち続ける事は少ないです。
発注可能額
自分の証拠金で、あとどれくらい注文する事が可能か?と言う意味合いです。
過去の投稿でお伝えした通り、FXは取引に対する「差分額」が必要な資金のベースになるので、意外と余力が多く感じます。
取引損益
実際の約定による「確定した利益」です。
FXの会社によって、口座から引き出す際の手数料や最低金額が異なるので、利益を引き出しする際は確認しておきましょう。
スワップ損益
FXは通貨と通貨の売買ですので、保有しているポジションの方向(売り注文や買い注文)によっては、持ち続ける事で歩合収入(損)が発生します。
図にある「米ドル/円」は「買い注文」を出している状態ですので、持っているだけで少ないながらも益金が発生しています。
添付の取引実績は、結構長い期間かけて保有してしまっていたので、スワップマイナス額が目立ちます。
通常の即買って即売る、、のような取引サイクルだと、スワップ差益は10円いかないような金額になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
注文を出してから、決済注文がされるまでは非常に落ち着かないと思います。
また資金の金額によっては、100円や200円程度の収益が積み上げられていくイメージになりますが、金額が少なくても自分で選んだプログラムで得た収益は、勝っても負けても大きな経験値になる事は間違いありません。
FXのシステムトレード は「楽」ではありますが、放置して良いものではありません。
必ず1週間なのか数週間単位で、取引結果や現在のポジションを確認し、チャートやローソクを見て次にどのように動くのか?を仮説でも良いので立てて見ましょう。
小さな額で勝てるようになれば、投資金額も大きくして行けるので、まずは反省や仮説を繰り返して実践して行きましょう!
筆者の取引実績にご興味があるかたは、関連記事を読んでみてくださいね。