こんな悩みをお持ちの方へお答えします。
☑️本記事の内容
- 副業の確定申告は20万円から必要|所得税の違いも解説
- 堂々と副業をしよう!|経費の知識も入れて賢く稼ぐ
- 副業の確定申告はいくらから?よく聞く「20万ルール」の真相も解説|まとめ
☑️本記事の信憑性
- この記事を書いている筆者は、3年前にサラリーマンから独立して、常に5社くらいの複業をしている「副業」ならぬ、全てが本業の「複業家」です。
- サラリーマン時代に、月5万円〜30万円の副業経験をしてました。
- 現在、自分の会社の確定申告や経費管理を行っており、税理士が言えない節税対策にも知見があります。
2020年は世界的な経済不況に陥り、副業にチャレンジした人も多いのではないでしょうか?
現在急速に広がりつつある在宅ワークの「副業」ですが、お金を稼ぐからには税金を治める必要があります。
なぜならば確定申告を無申告のまま放置すると、ペナルティが発生するケースもあるからです。
ちょっとしたチャレンジ精神と、少しの経理知識を身に付けると副業に安心して取り組めます。
正しい知識を身に付けて、堂々と副業収入を手に入れて充実した生活を送りましょう!
副業の確定申告は20万円から必要|所得税の違いも解説
確定申告はいつからできる?
会社員をしていると、ついつい忘れてしまう副業の確定申告ですが、確定申告には申告期限があります。
基本的なスケジュールでは、1月1日〜12月31日までの1年間で稼いだ収入(所得)は、翌年の2月16日〜3月15日までの期間で確定申告をする必要があります。
メモ
2020年はコロナの影響で確定申告期間がイレギュラーになっていました。もともと2月17日〜4月16日までとなっていましたが、4月17日以降も柔軟に対応しています。
確定申告をしないとペナルティを受けることも
故意であっても無自覚であっても、基本的な申告期限を過ぎてしまうとペナルティが発生します。
納税額に対して50万円までは15%、50万円を超過する分に対しては20%の無申告加算税の支払いが必要になります。
ただし税務調査が入る前に、期限後申告をした場合は無申告加算税は5%になります。
副業はクラウドワークの業務委託が多いと思いますので、サービス手数料がかかって更に無申告加算税を取られてしまうと利益が残らなくなってしまいます。
きちんと納税した方が収益が残って安心できますよ。
よく聞く「20万円ルール」とは?
副業で発生する収入は、税制上で大きく2つに分けられます。
給与所得
雇用主と契約書を交わして労働するタイプの働き方です。
事例としては仕事終わりにコンビニやスーパーで、短時間アルバイトやパートで働くケースが給与所得にあたります。
本業をしながら副業でアルバイト収入を得ている人は、年間20万円以下の給与所得であれば確定申告は不要です。
ただし副業の給与所得が20万円を超える場合は、働いている企業で確定申告が行われます。
また会社からの申告内容を元に、市役所では住民税が計算されて合算した金額を元に翌年の住民税が算出される仕組みになっています。
雑所得
ブログを運営してアフィリエイト収入を得たり、YouTubeやSNSの運用を通して広告収入や紹介フィーを得るときに発生する収入を雑所得といいます。
雑所得も給与所得と同じく、副業での年間所得が20万円以下の場合は確定申告は不要です。
雑所得と給与所得の大きな違いが「所得が20万円以下」という部分になります。
所得は給与とイコールではありません。
例えばYoutube動画を投稿して50万円の広告収入が入ったとします。
撮影経費や交通費などで45万かかっていたら、所得としては5万円という計算になります。
また良くある思いつきですが、金(ゴールドの意味)や株に投資したり宝石を買って現金を資産化する事は経費に計上されません。
メモ
株式(有価証券)や金への投資など、現金に相当する価値のものへ変えても経費として認められません。活動内容にもよりますが、経費と認められる科目は結構ありますので、節税の意味でも使える科目は経費にしてしまった方がお得ですね!
堂々と副業をしよう!|経費の知識も入れて賢く稼ぐ
前項までで給与所得と雑所得について説明をしました。
本業をメインにして副業をする場合は、体力や時間的な制限から在宅でできる仕事が多くなります。
その場合は雑所得に該当する仕事が多いので、雑所得で経費計上できる科目も覚えておきましょう。
雑所得で経費に含まれる科目
下記の図は国税庁が発表している資料の抜粋です。
2〜16番までの科目が雑所得の経費として認められています。
該当する経費がある場合は、収入から差し引いた額を「雑所得」として申請した方が、節税になりますのでご参考までに。
副業に係る雑所得の経費科目一覧
出典:国税庁_スマホ確定申告
雑所得の経費計上の注意点
ここで注意点ですが副業初心者で陥りやすいのが、雑所得の節税が目的になってしまう事です。
自分の力で得た副業収益なので税金がもったいない気持ちは分かります。
しかしながら想いが強すぎると、税金を払うくらいなら経費で使おう!という感覚に陥ってしまいます。
損金として計算できそうな経費をかき集めるまでは良いのですが、一番良くないのが雑所得を限りなくゼロにするために追加で経費を使ってしまう事です。
メモ
せっかく副業で収益を得たのに、経費を使って手元に現金が残らなくなってしまっては本末転倒です。将来資産の形成や有益なお金の使い方を意識して副業をやって行きましょう。
サラリーマンのスキマ時間でできる副業もまとめてます!ぜひご確認ください。
確定申告や経費処理をもっと楽にするには?
経費の処理や計算が面倒なのは事実です。
経理や会計業務に対して「難しそう」という先入観を持っている人は多いです。
しかしながら先入観のほとんどの理由が、会計や経理の知識の有無よりも使いづらくてわかりづらいシステムに原因があります。
筆者は自分の会社を持っているので自分で会社の収支管理をしており、freeeという会計ソフトを使っています。
会計ソフト「freee」とは?
会計ソフトのfreeeは非常に見やすい画面と、シンプルな設定で確定申告も行えます。
法人や個人事業主で確定申告が必要な方にはおすすめです。
筆者が業務支援をお願いしている会計事務所もそうですが、最近では会計事務所で取り入れているケースが増えています。
クラウドで管理できるfreeeは、オンライン上で経費入力や計算が共有されるので、対面での打ち合わせや会議も必要なくてとても楽チンです。
アプリのレビューも非常に良く、銀行口座との連携をしてお金の管理もしやすくなりまので、是非ご確認ください。
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副業の確定申告はいくらから?よく聞く「20万ルール」の真相も解説|まとめ
今回は副業で稼いだ収入に対して、確定申告をすべきかどうか?の解説をしました。
今までは会社が年末調整や住民税の給与天引きなどをしてくれていたので、副業をする事で事務手続きが増えてデメリットに感じる人もいるかもしれません。
しかしながら自分で所得税計算をして確定申告をする事で、還付金として税金が戻ってくるケースもあります。
また雑所得の額が大きくなると資産管理用の会社を設立した方が、節税や資産管理が有利に働くケースも多いため、今のうちから税制や経理の知識をつけることもスキルアップにつながります。
稼いだ分はきちんと納税して、正々堂々と副業ライフを楽しみましょう!
もっとライトに副業チャレンジ!
それでは今回はここまでとします。