実際の利用者に、サービスの活用方法や稼ぎの実態を聞いてみたいです!!
こんな悩みをお持ちの方へ実体験を元にお答えします。
☑️本記事の内容
- ビザスクの強みや特徴を理解しよう
- ビザスクでいくら稼げるのか?稼げない理由も解説
- ビザスクが稼げない?|知らないと損するスポットコンサルで稼ぐ方法|まとめ
☑️本記事の信憑性
- この記事を書いている筆者は、3年前にサラリーマンから独立して、常に5社くらいの「複業」をしています。
- 複業をこなす傍らでブログ運営や、ビザスクのスポットコンサルを、月に1回くらいのペースで行っており、3年間の受注回数は30回ほどです(2019年はほぼお休みしてました)。
2018年に厚生労働省が「モデル就業規則」を改訂して、副業が認められるようになりました。
その後はゴニョゴニョして数年経過しましたが、2020年の災禍をきっかけに大手企業も「副業解禁」に乗り出しています。
スキルシェア・スポットコンサルで認知が広がった「ビザスク」ですが、実際の稼げる金額はどのくらいでしょうか?
本投稿ではビザスク利用歴3年、本業はコンサル業を生業とする筆者が、プロ目線でビザスクの活用方法や向いている職種などを解説します。
知見を価値に転換するスキルシェアですが、最も重要なのは「あなたのビジネス経験」です。
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目次|Contents
ビザスクの強みや特徴を理解しよう
ビザスクはビジネスの知見や経験をもったアドバイザーと、企業をマッチングするサービスです。
企業は事業課題に対する知識不足や経験をアドバイザーから得て、アドバイザーは知識や経験を共有することによって対価を得ることができます。
メディアでもスキルや経験をいかした「週末コンサル」という副業が注目されており、普通のサラリーマンでもスキマ時間にコンサルとして活躍できるビザスクが注目されています。
☑️最近のニュース(スクリーンショット)
ビザスクの得意とする業界やサービス強化領域
ビザスクを利用するユーザーのうち発注/依頼者となる「企業」は、下記のような課題を解決する目的でアドバイザーを探します。
- 「ユーザーインタビュー」による、開発やサービス改善のヒントを探す
- 「業務改善」を目的に、人事制度や組織改善の経験者の声を聞く
- 「市場調査」を行う一環として、有識者に意見を聞いて仮説の精度を上げる
- 「ノウハウ」を入手し、海外進出やマーケティングなど自社にない知識を補い事業に活かす
このようなサービス分類のため、記事作成・ライティングの方法やWEBサイト構築のノウハウなど、エンジニアリング系の案件は少ないと感じます。
そのため採用や業務委託などの人的なリソースでは補えない「知識や経験が豊富な現職者」や「市場に出回っていない人材」の、知識・ノウハウのニーズが高いと言えます。
実際の募集案件を確認すると、情報的にブラックボックスになりやすい製造・小売業などのサプライチェーン の仕組みや、企業の製品開発の方法や意思決定の仕方・組織体制など、公開されてない情報を求める内容が多いです。
メモ
そのためIT系企業が開発するプロダクトやソリューションを、いかに売り先である「非IT企業」に提案すべきか?というテーマの案件が多くなる傾向ですね。
ビザスクのアドバイザーに向いている職業や職種・職階
全方位的にニーズが当てはまりそうなのが、経営者や経営幹部層です。
修羅場を潜って濃い経験をしている人であれば、「話す事」がコンサルティングの手法なので当てはまる案件が多いと思います。
また企業の要である「中間管理職」ポジションの人も同様です。
高い専門性とワーカーとしての直近の実績や体験もあるため、ただのお話よりは「新鮮な情報や意見」が得られることが依頼主側のメリットとも言えます。
メモ
他には製造や生産のマネジャークラスや、人事・組織体制のノウハウや意思決定に関わるポジションの人も案件としては多い傾向ですよ!
ビザスクでいくら稼げるのか?稼げない理由も解説
いきなりですがビザスク一本で生活するような、ビザスク飯を狙うのはやめた方が良いです。
なぜならばコンサルティング案件は、経済や市況によってニーズがかなり変化するからです。
また依頼主の企業も、短時間のスポットコンサルによる最低限の投資で、会社の課題解決のヒントを得ることが目的です。
そのため継続して支援が必要なケースが少なく、継続指名されるようなほとんどありません。
ここからはビザスクとどのように向き合って活用すべきか?を、解説したいと思います。
ビザスクアドバイザーの70%が現職者
ビザスクの案件獲得倍率は高め
ビザスクのアドバイザーはほとんどが現職者で、「副業」としてサービス利用をしています。
手軽にサービス参入ができるため、アドバイザー登録数が10万人を超えました。
しかしながら月間の相談案件数は「2000件」と公表されており、倍率は50倍ほどある競争率が高いサービスとも言えます。
※実際のアクティブユーザーが10万人ではないと思いますが、競争率は高めですよね
そのためビザスク一本で稼ぐ、もしくはビザスクで月に20万以上狙って給与並みに稼ごうと意気込むと、ちょっとギャップを感じてしまうかもしれません。
あくまで月に10万円未満の副業ポジションとして、活用していくのが良いですね。
メモ
仮に月に3万円でもすごいですよね!普通の企業で月給3万円を上げるのはハードルが高く、役職手当がついて3万円くらいの昇級もありえますが、マネジャー職になって残業代が出なかったりなどのデメリットもありますよね。
ビザスクの平均単価と手数料
こちらはビザスクホームページの「企業用ページ」の抜粋になります。
指名依頼もありますが、アドバイザーも「ビザスクlite」の依頼内容を確認して案件獲得をします。
現在の1案件/1時間あたりスポットコンサル費用は「2〜30,000円」くらいになっており、アドバイザーは案件を受けて終了すると手数料で30%ほど引かれた金額が入金されます。
筆者はクラウドワークや業務委託の営業フィーの取り扱いに慣れていますが、初めてサービスを使った人からすると損した気持ちになるのは否めません。
この手数料はビザスクがサービス運営する上で、クライアントとなる企業への案件ヒヤリングや単価交渉、契約書や支払い請求処理などの事務仕事を請け負っている必要経費になります。
またそもそも個人が企業にコンサル営業を提案しても、案件獲得できる人はほぼいません(笑)。
メモ
案件倍率の高さや手数料の事を知らずにサービス利用すると、思わぬギャップ(=稼げない)を感じるので、あらかじめ理解した上で利用しましょう。
筆者の活用レベルや稼ぎ額は?
筆者は現在、本業が忙しいこともあって自分で案件獲得をせず、2ヶ月に1回くらいのペースで指名依頼をいただいています。
単価としては1時間あたり手取りで35,000円くらいあるので、たった1時間のスキマ時間で稼げる額としては破格の時給と言えますよね。
また指名アンケートのような5分から10分で答えるアンケートも、4,000円〜8,000円など高単価であることは間違い無いです。
募集案件を見ると自分で提案できそうな案件が月で10個くらいあり、経験上では半分くらいの案件が獲得できるので、1ヶ月あたりで10万円くらいを稼ぐのは難しくないと思います。
※詳しくは過去記事で公開
ビザスクが稼げない?|知らないと損するスポットコンサルで稼ぐ方法|まとめ
今回の投稿ではビザスクで稼ぐためのポイントを解説しました。
実際に「稼げない」と言う声も聞きますが、下記のまとめポイントで自分のスキルを売り込むマーケットや市場価値(金額)が適正か?を確認してみましょう。
ビザスクなどの「スキルシェア 」副業は、一度サービス利用登録をするとクラウドワークスのようなお仕事探しとは違って「仕事が舞い込んでくる」ようになるイメージです。登録は無料ですのでアドバイザー登録をして全く損はないですよ!
ビザスクアドバイザーをする際のポイント
- ビザスクアドバイザーで案件獲得しやすい、業種やポジションを確認
- 職種としてはIT系エンジニアリングではなく、製造・生産や人事、マーケティングなど
- 競争倍率が高いので、過度な期待や皮算用をしない
- 1案件ごとに手数料が30%差し引かれる
- 月に5万〜10万円を副業の稼ぎ目標にする
筆者の見解や経験を述べるとビザスクアドバイザーは無料登録ができるので、一度は体験しておくと今後の職業人生の中で良い経験値が身につきます。
世の中では副業や転職市場が賑わっていますが、根拠やリスクが不明な「おいしい情報」に踊らさせるのは危険だと感じています。
自分のスキルや経験の価値を金額ベースで知る事で、本業でのパフォーマンスの出し方や転職における売り込みポイントも明確になります。
自分の強みを理解する事で、より強い武器を持って新しい取り組み(転職・異動希望・起業)ができるように「自己発見」のきっかけになります。
この機会に自分のスキルと経験の棚卸しを行い、自分も気づかなかった価値を武器にして、新しいステージへ向かっていくことの助けになれたら嬉しいです。
それでは今回はここまでとします!