ロングテールキーワードの選び方や、記事作成のポイントを教えてください!!
こんな悩みをお持ちの方へお答えします。
☑️本記事の内容
- ロングテール戦略とは?知っておきたい基礎知識
- ブログのロングテール・キーワード戦略とは?
- ロングテールキーワードを使った記事構成の考え方
- ロングテールキーワードの選び方|WEBマーケの基本をSEOで実践|まとめ
☑️本記事の信憑性
- この記事を書いている筆者は、3年前にサラリーマンから独立して、常に5社くらいの「複業」をしている、副業ならぬ全てが本業の「複業家」です。
- 複業の合間に、本ブログ「ミライ創造.com」を運営する経営者ブロガーです。
- 本業の戦略コンサルとしての筆者の経験を生かし、成功者のノウハウ要素を抽出して、わかりやすくまとめて説明します。
☑️筆者が参考にしている神ブログ
manablog(坂内 学さん)|副業コンパス(クニトミ リュウヤさん)|Tsuzuki Blog(Tsuzukiさん)|SEOの森(おおきさん)
※マナブさんのYoutube動画もおすすめです(https://www.youtube.com/c/manabuch)
ブログで収益を獲得していくためには、キーワードの種類を知って「戦略的に記事作成」する必要があります。
なぜならアフィリエイト広告の市場はいまだ右肩上がりの成長市場で、大手企業も新しい収益源としてアフィリエイト市場に参入してきているからです。
そのためドメインパワーが強い企業や、記事を大量制作する企業がブログ・メディア市場に参加してきています。
またGoogle検索エンジンのランキング順位評価でも、権威性(企業などの信用性)が重要視されるようになってきて、企業メディアが有利になってきています。
そのため個人ブロガーや個人メディアの持ち主は、キーワード選びが重要になってきます。
本投稿ではロングテールキーワードの重要性・有効性について実例を元に解説します。
個人ブログならではの「戦い方」を理解して、読者に支持されるブログを目指しましょう!
目次|Contents
ロングテール戦略とは?知っておきたい基礎知識
WEBマーケティングの基礎用語に、ロングテール戦略という理論があります。
事例でいうとロングテール戦略を駆使して、成功を収めている企業の代表格が「Amazon」です。
ロングテール戦略とは売れない商品やサービスで、収益を生み出してくマーケティング戦略です。
ロングテール戦略をブログに取り入れるためには、どのようにしていくのか?を解説します。
ロングテール戦略とは?
小売業やサービス業のようなリアルビジネスには、「2:8(ニッパチ)の法則」と言う理論があります(正式名はパレートの法則)。
簡単に言うと「20%」の商品やサービスで、事業全体の「80%」の収益を生み出すと言う法則です。
店舗型ビジネスにおいてはかなり鉄板というか、商売の原理原則に近い経営理論として知られています。
逆に言うとどんなに準備しても「80%くらいは需要予測が外れる」ため、必ず在庫過剰や人的なダブつきが発生し利益が残らなくなってしまいます。
次はリアルビジネスにおける「売れない80%」を活用した、ロングテール戦略について解説します。
Amazonのロングテール戦略|リアルビジネスの鉄則を壊したネットビジネスの常識
Amazonはサービスの立ち上げ当初、リアルビジネスに拠点をおく「小売・卸売業」の売れない在庫に着目してインターネット通販サービスを立ち上げました。
通常は売れない在庫を長期間にわたって売場に置いておくと、売れる商品の販売の妨げになるため、店舗や物流倉庫で在庫を保管します。
こうなってしまうと誰の目にも触れないので、売上になる可能性は「ゼロ」ですよね。
しかしながらインターネットの世界で「商品の情報」を置いておく事は、ほとんど無料に近いコストで可能です。
また検索エンジンや通販ショップから、その商品を欲する誰かと出会える可能性が残っています。
このようにAmazonはリアルビジネスでは実現できない戦略を、インターネットの世界で実現しました。
今や世界トップランクに位置するAmazonのビジネスモデルは、このようにして作られたという訳です。
ブログにおけるロングテール・キーワード戦略とは?
ブログ記事の作成で「キーワード選定」は必ず必要です。
ブログのキーワード選定に関する記事は、下記の過去記事を読んでみてくださいね。
>>ブログのキーワード選定|プロの方法を学ぼう【マナブさん動画を解説】
ブログのキーワードも「パレートの法則」と同様、人の手で検索するため必ず検索数の序列がついているのことが特徴です。
キーワード選定の方法について記事にしたとき、「副業」というキーワードを事例にしましたが、今回も同じ「副業」で説明したいと思います。
「副業」でキーワード分析した結果
上図はラッコキーワードでサジェストワードを抽出し、Googleキーワードプランナーで検索数を調べたデータです。
このデータを「キーワード数」「検索件数」で分析すると、以下のような結果になりました。
上位の4つのキーワードで「全体の50%」の検索数を占めています。
- 副業に関わるキーワード数「726件」、検索合計「462,860回」
- 検索数10,000以上のKW数「4件」、検索合計「245,800回」=53%
- 検索数3,000〜1万以下のKW数「11件」、検索合計「69,400回」=15%
- 検索数1,000〜3千以下のKW数「27件」、検索合計「45,400回」=9.8%
- 検索数500〜1千以下のKW数「48件」、検索合計「33,590回」=7.3%
- 検索数500以下のKW数「636件」、検索合計「68,670回」=14.8%
ブログにおける「ロングテール戦略」とは?
「副業」を事例にした場合では「副業」と言うキーワードや、検索回数が月間で10,000回以上のキーワードが「ビッグキーワード」です。
ブログにおける「ロングテール戦略」とは、ビッグキーワードにサジェストワードを掛け合わせた「複合ワード」を狙う戦略になります。
ビッグキーワード + サジェストワード
初心者オススメの戦い方
ブログ初心者には検索数が「3,000回」以上のキーワードは、ほとんど勝ち目はありません。
なぜなら全部で15件しかありませんし、このようなキーワードは誰しもが使っており、企業のメディアでも使っていることが多く競合性が強いキーワードです。
またブログを始めてから6ヶ月くらいは「ドメインパワー」も弱く、検索競争で戦うためは不利なので勝つためには少し時間が必要になります。
☑️ロングテールで使うサジェストワードは「500」くらいがオススメ
例えば検索数が「3,000回」以下のキーワードを累計すると、15万回くらいの検索数になります。
また「検索数3,000〜1万以下」と「検索数500以下」の検索数合計はほぼ同数です。
さらに「検索数500以下」のキーワードは「636件」もあるため、ライバルと重なる事なく記事のキーワード選定が可能になります。
このようにブログ初心者は「検索数が少なく競合が少ないマーケット」で、「多くの記事」を積み上げていくことによって、企業やプロブロガー同様に戦っていけると言う事になるんですね。
実例で証明!|ロングテールキーワードで検索1位を増産中
こちらの記事は実際に「Gotoトラベル」のサジェストワードで、検索1位をとっている「SEOキーワード選定」について解説している記事です。
-
SEOキーワード選定のポイント3つ【実例】で勝てるコツを解説
続きを見る
初心者やブログのドメインパワーが弱くても、十分に戦える証明になると思いますので、是非読んでみてくださいね。
ロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードを選ぶためには、キーワード数の可視化が必須ですが、無料ツールを使うことによって効率的に整理ができます。
詳しい使い方は、過去記事を読んでみてくださいね。
- ラッコキーワードでサジェストワードをすべて抽出する
- Googleキーワードプランナーでキーワードの実数を調べる
- 筆者オリジナルのエクセルツールでキーワード整理をする
ラッコキーワードでサジェストワードをすべて抽出する
-
ラッコキーワード【保存版】|使い方から記事作成までを徹底解説
続きを見る
Googleキーワードプランナーでキーワードの実数を調べる
-
キーワードプランナーの使い方|Google公式ツールの活用方法を解説
続きを見る
筆者オリジナルのエクセルツールでキーワード整理をする
※ワードプレスにエクセルファイル保存が難しいので「note」に保管してます。
ロングテールキーワードを使った記事構成の考え方
ロングテールキーワードの選び方は、上述の記事を読みながらツールを使って整理しましょう。
筆者のオリジナルエクセルフォーマットも、無料ながら記事構成を考えるときは重宝すると思いますので、是非使ってみてくださいね(もちろん無料です)。
またエクセルフォーマットは、黄緑色の「マーク」と書いてある列に適当な数字や記号を入れて、自分のブログで取り入れたいキーワードを選んでおくと便利です。
関連する記事を階層にする
「副業 在宅」と言うキーワードは、22,000回もボリュームがあり、ビッグキーワードと言えます。
このキーワードの記事でSEO検索順位を競って戦うには、初心者にとっては分が悪いかも知れません(と言うか悪い)。
そこで月間で検索回数が500回くらいの「ミドルキーワード」や「スモールキーワード」を使って、記事のバリエーションを増やし、内部リンクで「副業 在宅」の記事につなげましょう。
こうすることでAmazonと同様の「ロングテール・キーワード戦略」になるんですね。
記事を階層構造にして「内部リンク」を設置する目的
内部リンクを設定する目的は2つあって、ひとつは「ブログ内の記事回遊」ですが、もうひとつは「SEO評価の底上げ」になります。
おそらくビッグキーワードでは検索結果に「表示」すらされないかもしれませんが、スモールワードで検索からのアクセスを稼いでいる記事は「SEO評価」が上がって行きます。
SEO評価の高い記事を内部リンクで束ねていくことで、その記事自体のSEO評価も上がってきますので、長期的に見ると検索上位に上がって来やすくなります。
そのため内部リンクを丁寧に設置する事を心がけて、記事設計をしてみてくださいね。
ロングテールキーワードの選び方|WEBマーケの基本をSEOで実践|まとめ
今回はロングテールキーワードの基本と、キーワード選定の方法や記事構造の考え方を解説しました。
キーワード選定自体は検索エンジンにキーワードを入力する事で簡単にできます。
しかしながらキーワードの検索数やテーマをまとめ、記事構成を考えるためにはもうひと工夫必要です。
ロングテールやビッグキーワード、穴場のキーワードを探して記事構成を考えることも、ひとつのブログ運営における「楽しみ」と言えます。
またロングテールキーワードに限らず、公開した記事を追いかけて「SEO対策・分析」することは、非常に重要です。
記事数が増えてくると管理が必要な記事が増え、リライトの優先順位を判断する必要があります。
時短ができて正確・効率的に分析をする「SEO検索順位チェックツール」を使うとブログ運営が効率化するので関連記事を読んでみてくださいね。
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Rank Trackerの使い方|キーワード選定の「答え合わせ」してますか?
続きを見る
それでは今回はここまでとします。